競技説明

スノーボードアルペンは、硬いブーツと専用のレースボードを使用し、旗門(ポール)を滑走しながらタイ ムを競う “スピード・ターン精度” の競技です。GS(ジャイアントスラローム)、DU(デュアルスラローム /デュアル GS、デュアルパラレルなど)が主な種目です。 スノーボード・ジャイアントスラローム(GS)は、旗門(ゲート)を左右にくぐりながら斜面を滑り降り、 タイムを競う “スピードとターン技術の競技” です。アルペン種目の中でも、中~大きめのターンが続く高速レースが特徴のため、GS はスラローム(SL)より旗門間隔が広く、スピードがより出ます。一つひとつのター ンをいかに速く、正確に通るかやカービングターンでどれだけ “ズレなく” 雪面を切れるかが勝敗を分ける 種目となります。デュアルスラロームは 2 人の選手が隣り合う 2 つのコースを同時に滑り、先着(またはタ イム差)で勝敗を決める “対戦形式” のアルペン競技です。旗門(ゲート)をリズムよく通過するテクニックと、 相手との駆け引きが同時に楽しめるスピードレースです。

パラレルジャイアントスラローム(PGS)は、2 人の選手が並んだ 2 つのコースを同時に滑り、スピードを 競う「アルペン種目の対戦競技」です。並走する迫力と “直接対決” の緊張感があり、左右に配置された「レッ ドコース」「ブルーコース」を 2 人が同時スタートするため相手の気配を感じながらの緊迫した勝負となり ます。ミスしたら即逆転される緊張感やゴールまで競り合う接戦の多さ、“タイマン勝負” 特有の盛り上がり が最大の魅力の種目となります。技術・精度・集中力の三拍子が必要でわずか 0.01 秒の世界で競う、精密な カービング技術の極致です。

【見どころ】

パラレルジャイアントスラローム(PGS)の見どころは一騎打ちのスピードバトルです。パラレルジャイア ントスラロームは、2 人の選手が隣り合うコースを同時にスタートし、ゴールまでの速さを競う対戦形式の レースになります。コースが並走しているため、観客は “どちらが速いか” を一目で感じられる、最もスリ リングで分かりやすいスノーボードレースです。ゴール直前まで続く接戦や、わずか 0.01 秒の差の勝負が見 どころです。
PGS は、高速ターンの美しさと正確さの共演。選手は時速 70km 近いスピードでの旗門ギリギリを攻めるラ イン取りや雪面を切り裂くようなカービングターン、ミスのないリズムと安定感を見ることができます。“速 さ” と “滑らかさ” を両立する滑りこそ、トップ選手の真骨頂です。 わずかなエッジのズレやターンの遅れが、そのまま敗退につながる PGS。1 本のミスが命取りになる極限の 集中力勝負です。旗門をどれだけタイトに攻めているか、ターン後にどれだけスピードをつなげられているか、 コース終盤での勝負強さなど「攻めるか、守るか」の駆け引きにも注目です。
多くの大会では、同じ 2 人が 左右のコースを 1 本ずつ滑る方式(2 本制)で勝負します。1 本目でリードしても、 2 本目で逆転されることも多く、最後の最後まで勝負が分からないドラマチックな展開が魅力です。
PGS は “速さ × 精度 × 駆け引き” の究極レースでアルペン種目の花形です。

過去の大会結果

2024/25 第 31 回 阿寒湖畔大会
【PGS】(男子)1st 清水 大智 2nd 吉岡 健太郎 3rd 住永 翔吾 (女子)1st 大島 ひなの 2nd 金澤 野愛 3rd 前田 紗美

2023/24 第 30 回 阿寒湖畔大会
【PGS】(男子)1st 吉岡 健太郎 2nd 篠原 琉佑 3rd 武川 慎 (女子)1st 大島 ひなの 2nd 金澤 野愛 3rd 前田 紗美

2023/22 第 29 回 阿寒湖畔大会
【PGS】(男子)1st 篠原 琉佑 2nd 吉岡 健太郎 3rd 清水 大智 (女子)1st 金澤 野愛 2nd 余郷 さくら 3rd 鎌田 実津希

実施内容

■イベント名
第 32 回全日本スキー選手権大会 スノーボード競技・種目パラレルジャイアントスラローム アジアカップ

■開催日時
2026 年 2 月 19(木)~20 日(金)
2 月 19 日 公開練習 & 予選 2 月 20 日 決勝

■入場料
期間中は無料(大会観戦)
*大会会場までは徒歩でのアクセス可能。

開催会場

■開催場所
国設阿寒湖畔スキー場 ライトウイングコース
〒085-0000
北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ 4-4
TEL:0154-67-2881
https://akan-ski.com/

お問い合わせ

阿寒湖温泉冬季スポーツ大会実行委員会
〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
TEL:0154-67-3200 mail:info@akanko-toki.com

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